秋田の小京都と呼ばれ、武家屋敷や商家が残る東北有数の観光地である角館。
町人町は当時の面影を色濃く残し、武家町は国重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。時代劇の撮影でも度々使われ、今や欠かせない存在です。
角館は街並みの整備も行き届いており、休日は観光客であふれます。
角館の城下町は戦国期の戸沢氏時代に始まります。しかし、このころの町の中心は現在の田沢湖町小松本町付近にありました。
江戸時代になると常陸国から左遷されて秋田に入封した佐竹氏の領内支藩として、家臣である芦名義勝1万5000石の城下町が現在の角館の場所に整備されました。角館城はその後一国一城令によって取り壊されますが、芦名氏の後、佐竹氏の一門である佐竹北家の陣屋町として発展していきました。
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