まさか、こんなところに・・・。
下郷町にある湯野上温泉から国道118号を鶴沼川にそって山深く入っていく。といっても南会津と中通りの須賀川を結ぶ2車線の幹線道路で不安は無い。トンネルを抜け天栄村に入るとすぐに目的の温泉街が現れます。
二岐川と鶴沼川に挟まれた茅葺き宿の温泉街、岩瀬湯本温泉は、はるか昔9世紀ごろ嵯峨天皇の病を癒すために全国の温泉探索が行われ、天皇の側近であった三兄弟によって発見され開湯したといいます。
奥羽山脈標高500mの山中にある秘湯のような温泉街です。
近世には宿場町にもなった湯治温泉ですが、その巨大な茅葺き建築に驚かされます。
茅葺き風に設えたニセ民芸風建築ではありません。茅葺きでこれほどまでの建物を造れるのか信じられませんが、是非一度泊まって内部構造を見学したいものでした。
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