小野町の中心・小野新町は小野仁井町とも書き、戦国期に田村氏の城下町が形成されたほか、古くから浜と内陸部を結ぶ交通の要衝として栄え、1・6の日に六歳市が立つ在郷町、さらに磐城街道・新町街道の宿場町として賑わいました。
町の中央付近には城下町・宿場町の遺構である桝形が今も残り、その周辺に商家や酒蔵などの古い街並みが散見されます。
小野町は平安時代の歌人・小野小町生誕の地と銘打って町おこしをしていますが、小野小町との関係を示す資料や確固たる記録はなく、半分開き直った勢いでキャンペーンを展開している感があります。
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