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宮城県で最も伝統的な商家の街並みが残る町「村田町」は、アクセスの良さもにも恵まれ、東北自動車道・村田ICを降りて5分もかかりません。
藩政時代村田は、短命でこの世を去った、伊達政宗の7男・伊達宗高の城下町で、
奥州街道と羽州街道を結ぶ街道沿いに町場が形成され、宿場町として発展していきました。さらに最上地方の紅花にならってこの地方でも紅花が栽培され、その紅花の集散地として村田の商人は富を成し町は発展します。
しかし、明治以降になると鉄道や国道からも外れ、主要産業構造の変化によって完全に忘れ去られた町となりますが、その為に伝統的な佇まいを持つ街並みが往時の姿のままで残ることになりました。
その街並みは町、いや県や国にとっても重要な財産であり、整備保存が行われていますが、これといった観光的な決めてが無いために、集客力は無く観光客はほとんど見かけませんが、それが街並みの俗化を防いでいる反面この街並みの行く末が全て住民の意識にかかっており、見守っていく必要を感じます。
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村田の造り酒屋・「乾坤一」の大沼酒造店 |
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