川西町は山形県南部の置賜地方のほぼ中心に位置し、最上川の西側に位置することから川西町と名づけられました。 中世に伊達氏の家臣原田氏が城を構えて置賜地方を支配した政治の中心地で、越後街道の宿駅という機能も持った在郷町として賑わい、町にはいくつもの市が立ったとされています。今も残る五日町や十日町の地名が残ります。 米沢平野は庄内平野に次ぐ「米どころ」であり、英国人地理学者イサベラ・ハード女史は「日本奥地紀行」の中でこの地をアジアのアルカディア（桃源郷）と賞賛しました。 飯豊山地を源とする豊かな伏流水に恵まれ、川西町には４軒もの酒蔵があります。 とくに中小松地区で酒造りを行う樽平酒造の三連蔵は町の名風景になっています。

■川西町の酒蔵
清酒	「福牡丹」	福牡丹酒造	山形県東置賜郡川西町大字小松284	0238-42-3210
清酒	「樽平」	樽平酒造	山形県東置賜郡川西町大字中小松2886	0238-42-3101
清酒	「花娘」	嵐山酒造	山形県東置賜郡川西町大字上小松3182	0238-42-3040
清酒	「一献」	中沖酒造店	山形県東置賜郡川西町大字西大塚1792-3	0238-42-4116

＜古い町並みと集落・南東北