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  深谷
ふかや
 中山道の九次之宿場町・煉瓦の町
 埼玉県深谷市(深谷町・田所町・中町)血洗島

 構成:商家・酒蔵・土蔵・屋敷 ■ 駐車場:なし

 
「菊泉」醸造元の滝澤酒造


中仙道の宿場町として発展した深谷は、中世に関東管領執事を務めた上杉氏が北武蔵の拠点として深谷城を築き、その城下町として始まった。江戸時代に入ると松平氏をはじめとする譜代大名の統治の末、幕府領となり深谷城は破却されます


深谷は当初、熊谷宿と本庄宿の間の宿として整備されました。しかし、間の宿とは言うものの、人口約2,000人、本陣1軒に脇本陣4軒を構え、80軒にも及ぶ旅籠屋が連る大宿場町に発展します。これは深谷が利根川水運と陸上交通の要衝でもあった為でした。

深谷のシンボル、JR深谷駅は東京駅を模した赤レンガの駅舎で、これ以外にも旧中山道沿いには伝統的な土蔵造りの商家や町家も多く残りますが、赤レンガで修築した建物が数多く見られます。

深谷地方は古くから瓦の製造に適しており、江戸期から瓦製造が行われていました。瓦の生産が本格化したのは明治に入ってからで、関東大震災を機に耐震性のある煉瓦や土管の需要が高ます。明治20年、深谷が生んだ天才実業家・渋沢栄一と益田孝によって日本煉瓦製造株式会社がこの地で設立されました。


 
旧七ッ梅酒造の酒蔵は映画フェステバルの上映館として利用されている
「東白菊」醸造元の藤橋藤三郎商店
 
 
深谷の酒蔵          
清酒 「東白菊」 藤橋藤三郎商店 埼玉県深谷市仲町4-10 048-571-0136
清酒 「菊泉」 滝澤酒造 埼玉県深谷市田所町9-20 048-571-0267
清酒 「金大星正宗」 丸山酒造 埼玉県深谷市横瀬1323 048-587-2144