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  芦田
あしだ
 中山道二十六次之宿
 長野県北佐久郡立科町芦田

 構成:旅籠建築・商家・旧本陣  駐車場:なし
 
右の長屋門が旧本陣土屋家
芦田宿は中山道26番目の宿場町です。
現在も伝統的な建物が建ち並ぶ中山道の旧道筋には味噌醤油を醸造する商家や袖卯建を上げた現役の旅籠の他、旧本陣の土屋家などが残されています。
幕末の皇女和宮降嫁の行列はこの本陣土屋家で昼食をとりました。
本陣客殿は寛政12年(1800)に建てられたもので、広間、小姓部屋、湯殿、など客室部の原形がほぼ完全に残されており、一般公開されています。

当初芦田村の中心は中世芦田城の城下町として発達した古町でしたが、幕府による中山道整備のため芦田村の浪人・岩間忠助と茂田井村の土屋右京衛門が北原・北林の地を開発して古町から人家を移し芦田宿が造られました。同時に村の中心も芦田に移されます。
芦田宿は規模の小さな宿場町で本陣を名主や問屋が兼任しており、本陣は土屋家、問屋名主は本間家が担いました。

西の長久保宿との間に控える難所の笠取峠の赤松並木は中山道開駅当時に幕府から下府されたもので、現在県の天然記念物に指定されています。

 
 
立科醤油味噌の(株)酢屋茂