長岡と新潟の中間に「燕三条」という関越道のICと上越新幹線の駅があります。
燕市と三条市の玄関口としてその名が付けられたので燕三条という地名は存在しません。三条市は金物の町。なかでも金属加工製品の町で、「ANEX」ブランドのドライバーメーカー兼古製作所もここ三条にあります。
三条は中世から続く城下町であり、江戸期には市橋長勝が4万1300石で入封、しかしわずか7年で終わり、その後は在郷町として再出発することになりました。
三条は北国街道・三国街道の枝宿として、また信濃川、五十嵐川の河港町として商家が集まり繁栄しました。また三条は東本願寺掛所(別院)の門前町の性格もありましたが、その後村上藩領となると三条陣屋が置かれ、陣屋町としてさらに発展していきました。
市役所のある「裏舘・うらだて」の地名がかつての城下町。町割りが遺構として残りますが往時を偲ばせる街並みは全く残されていません。
門前町、商家町として発展した五十嵐川沿いの本町商店街通りには、伝統的な佇まいの商家、旅籠、豪商屋敷などがいくつか残されていました。
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