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軽井沢から国道146号線を北上して草津温泉へ向かうと、羽根尾交差点で丁字となり国道145号線を右折して東へと進み、大津交差点からV字に左折して国道292号線を北上する道筋を辿ります。
最初の羽根尾交差点を曲がると、JR吾妻線の橋梁までのわずか200mほどの区間に古い宿場町を思わせる家並みが残っています。草津街道の宿場町・羽根尾は、もともとは現在の場所から北西の場所にあったと言われます。中世の山城である羽根尾城がある”埴山”の裾から”埴尾”と呼ばれ、羽尾に転訛。江戸時代の貞享4年に、現在の場所へ移転したのをきっかけに”羽根尾”と改名されました。
草津道と信州街道の要衝として発展した宿場町でしたが、草津街道を軽井沢方面に下った狩宿は公儀の関所が置かれた羽根尾宿成立以前からの宿場町であり、この狩宿との人馬継送をめぐっての係争が絶えませんでした。
街道沿いの家並みも日々、虫食いの様に姿を消し続けています。現在この羽根尾に宿を営む家は無く、ほとんどが兼業農家となっています。 |
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