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  桐生
きりゅう
 東の桐生と称された織物の町・桐生土蔵街
 群馬県桐生市本町
 構成:町家・商家・土蔵  駐車場:なし


 
群馬県東部の桐生市。JR両毛線桐生駅前から商店街を抜けたすぐの場所に土蔵造り商家の町並みが残されています。桐生はかつて「西の西陣、東の桐生」と称されるほどに栄えた織物の町でした。古くは佐野氏の流れを組む桐生氏がこの地に桐生城を築いたのが始まりで、江戸時代には幕府領となり陣屋が置かれました。
桐生天満宮を起点とする桐生新町の町場には、やがて市が開かれる様になり雑穀や生活物資をはじめ繭・生糸、絹織物などの取引が始まりました。
桐生の絹織産業は驚異的な発展を遂げ、本場京都へも上陸。西陣をも脅かすほどに成長します。

桐生の豪商には近江商人が多く、矢野商店の矢野家もその一つで町のシンボルにもなっている酒蔵群は一般開放されイベントスペースにもなっています。街並みに連続性はありませんが、酒蔵小路をはじめ中小の路地にはさまざまな風情が残り、散策が楽しめます。