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水海道
みつかいどう
鬼怒川三大河岸として栄えた河港町
茨城県水海道市宝町・栄町・本町 【茨城県常総市水海道宝町】2006年合併
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構成:商家・町家・酒蔵・土蔵・旧銀行
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駐車場:なし
常総平野の中心、水海道は、小貝川と鬼怒川に挟まれた町で、古くは「水飼戸」「御津海道」と呼称された時期もあり、いずれも水との関わりを由来にしています。中世には多賀谷氏によって水海道城が築かれ、江戸時代以降は幕府領となりましたが、わずか20年だけ1万石の大輪藩が成立した時期もありました。
水海道は小貝川と鬼怒川に挟まれていたがゆえに、常に水害に悩まされ続けていました。しかし一方で水運は流通機能をこの地にもたらし、物資が集散する商業地へと発展させました。古くからの豪商や有力問屋が軒を連ね、水海道河岸は鬼怒川三大河岸として重要視されます。明治2年の資料では河岸数3・河岸問屋7軒・酒造3軒・醤油造4軒とあります。その後絹江製糸合資会社や常総精穀合資会社、煉瓦製造工場、水海道電気会社が設立されるなど、近代化の道を歩み、地元の有力商人によって水海道銀行も設立されています。
古い街並みは瓦町にある旧水海道銀行の洋風建築が建つ付近から・栄町・本町と商家が断続的ながら展開しています。本町には特に重厚な土蔵造りの商家が多く集まっていました。
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水海道の酒蔵
清酒
「京の夢」
竹村酒造店
茨城県
水海道市宝町3375-1
0297-23-1155
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