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前々から一度は訪れてみたいと思っていた湯西川温泉。
湯の歴史は古く天正年間に発見されたと言われています。
町の入口の山麓にある湯殿山神社は、温泉発見時に湯の守護神として出羽三山の1つ湯殿山を分祀したとされています。
このあたりには平家の落人が隠れ住んだ伝説が残る地域が数多くありますが、それを裏付ける資料は無いらしく、しかしながら平家の子孫を伺わせるような風習がいくつも残っているといいます。
江戸時代から昭和中期にかけて、伴久旅館をはじめとするわずかな宿の湯治場だった湯西川温泉は、昭和30年ごろからの温泉ブームを皮切りに旅館の建設ラッシュが行われ、大規模な温泉地に発展してしまいました。
しかし、さすがに平家落人の伝説が残るように秘境中の秘境ともいえ、アクセスは容易ではありません。近年高規格のバイパスが建設中でしたが。
それだけに、いまだ数軒の茅葺き旅館が川辺に残っています。かなり意図して佇んでいるようにも感じますが、この先失われる前に一度泊まっておこうと思います。 |
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