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  鵜川
うかわ
 商家が軒を連ねた漁村
 石川県鳳至郡能都町鵜川 【石川県鳳珠郡能登町鵜川】2005年合併

 構成:商家・町家・酒蔵 ■ 駐車場:なし
 
 
鵜川は富山湾に面した奥能登東海岸、山田川河口の小さな漁村で、穴水と宇出津のちょうど中間地点に位置しています。
なぜ、こんな小さな集落へ訪れたかというと、東京にも取扱店をもち。地酒「谷桜」を醸している小さな酒蔵鶴野酒造店があったからです。
実際あまり期待していなかったのですが、偶然にも伝統的な町並みを発見し、酒蔵もなかなか雰囲気が良い。見ると数々の受賞歴を持ち、応対に出た蔵元は地酒へのこだわりを熱く語ると共に、日本酒の地位を向上するために様々なアクションを起こしていました。丁寧に蔵の中を案内して下さり、お土産まで頂きました。
思わぬ収穫であり、鵜川の町は記憶に焼き付けられたのです。

鵜川は江戸時代から定置網や釣り漁が盛んな漁村で、家数は200軒もあり商家も軒を連ねていました。
明治以降は鵜川町の中心として、大正時代からは七尾港を出港する汽船の寄港地として栄えたましたが、その後の陸路交通の発達は町の繁栄に影を落とします。
漁村にしては、迷路のような集落形態はなく、町の筋にそって商家型の家並みが連なっているのは、商港としての歴史の方が長く新しいからだったのでしょう。

 

 
鵜川菅原神社は室町時代の天文3年(1534)の創建
 
鵜川の酒蔵          
清酒 「谷泉」 鶴野酒造店 石川県鳳至郡能都町鵜川19-64外 0768-67-2311