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知多半島で最も栄えた港町・小さな町並みと味噌工場 | ||
愛知県知多郡南知多町内海(西端・東端・中之郷・岡部) | ||
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「内海米船、野間塩船・・・」 知多半島先端の南知田町。伊勢湾に面し温泉地としても知られる内海。 古くから伊勢、三河湾は天然の良港であり、その中央に位置する知多半島の師崎と内海は最も栄えた湊町でした。 内海の廻船問屋は組合を組織して海運業を独占、 尾張藩の御用船を50隻有して幕府の番所通過や港の出入りに特別な便宜が与えれていました。 大船主の中には名字帯刀をゆるされた者もいます。 しかし明治維新後の尾張藩が解体されると、その特権を失い、さらに産業構造の変化が追い打ちをかけ内海を含めた沿岸の港町は衰退していきました。 現在内海の主な産業は海水浴場などのレジャーが中心で、かつての湊町だった西端地区の海岸沿いにはホテルや旅館が建ち並んでいます。そのすぐ裏手は住宅地ですが、旧家も多く黒板張り屋敷や土蔵が所々にみられます。 内海港や内福寺川沿いの黒板張倉庫の風景は有名ですが、国道を挟んだ内陸側の岡部地区には「不老味噌本店」の黒板蔵の工場群が重厚な佇まいを残しています。 |
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