御嶽は古代東山道時代から続く歴史の古い宿場町で、中世には天台宗願興寺の門前
町として栄え、江戸時代の慶長7年(1602)に中山道の整備によって宿場町となり
ます。御嶽宿には本陣・脇本陣ほか旅籠が28軒もありました。次の細久手宿より続く険しい山中の道をひかえ多くの旅人で賑わいました。細久手宿が整備される以前
は、この御嶽宿が平野部最後の宿場町でした。
現在わずかに伝統的な商家が数軒残る程度で、街並みとしてはあまり見るべきものは残されていませんが、旧街道沿いには大きな2つの桝形が宿場町の遺構として残り。かつての脇本陣跡には御嵩宿郷土館が建てられ宿場町の歴史を伝えています。
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