坂下町は岐阜県の最東端、木曽川を隔てて長野県山口村に接している町です。(現在・長野県山口村が岐阜県中津川市に越県合併した為に最東端では無くなりました)
木曽川とその支流川上川が合流する河岸段丘に町の中心部が形成され、とにかく坂が多い町で、JR中央本線坂下駅を中心に扇状に商店街が広がっています。
江戸時代は苗木藩領で、伊那方面から木曽川を渡って飛騨街道に接続する往還と、木曽川北岸を通る木曽古道とが交差する交通の要衝であり宿場町でもあった坂下は、特産として紙漉も盛んで、坂下紙の名は広く知れ渡っていました。
坂下には何本もの筋の商店街があります。その中で段丘上の南端に着き出した高台に立つ坂下郵便局前から北に延びる、坂下町でもっとも高い岡の上の商店街筋を中心に、古い家並みを見ることができます。
(2009.5)
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