一路一会
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松阪
まつさか
松坂商人を生んだ蒲生氏の城下町
三重県松坂市(下町・魚町・本町・紺屋町)
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構成:侍屋敷・町家・商家
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駐車場:なし
松坂城址から眺める殿町・御城番屋敷
「松阪牛」で知られる松坂は秀吉の時代に蒲生氏郷が築いた城下町で、さらに時代劇でも有名な豪商「越後屋」、後の三越を起こした三井家をはじめとする松坂商人が活躍した町でもありました。
天正12年、蒲生氏郷は秀吉より松ケ島城12万石を与えられますが、地形の狭い松ケ島より南に見える四五百森の丘に城を移しこの地を松坂と名付けます。氏郷は城下町の建設にも力を入れ、各地から商人を集め楽市楽座の町として商業を保護し、参宮伊勢街道を新たに城下に引き入れ、宿場町の機能も整備します。
関ヶ原の戦い後、徳川家康の十男頼宣が紀州藩主になると、松坂は紀州藩伊勢領となり松坂城には伊勢領18万石を統轄する代官、城代が置かれ、以後城主なき城下町として続きます。松坂城跡の東側には生垣に囲まれた住居が残されています。城の警護の為に派遣された紀州藩士の御城番組同心20人とその家族が住んだ組屋敷です。武家屋敷というよりも足軽長屋と下級武士屋敷の間くらいの質素な造りですが、今も住民が生活しています。一番城寄りの建物が松阪市によって復元され、一般公開されています。
城下は都市化が進むなかで、所々に古い建物が今なお残っていますが、特に伝統的な街並みを残すのは本町と魚町に集中する松坂商人の屋敷街です。
本町で一際目を引く旧小津清左衛門家住宅は「松阪商人の館」として公開されています。江戸時代に三井家、長谷川家、長井家等と共に、いち早く江戸に進出して財をなした松坂屈指の豪商でした。
もう一つの魚町筋には、木綿問屋「丹波屋」長谷川家をはじめとする商人町の街並みが続きます。その先に松阪牛のすき焼で有名な「牛銀本店」があります。
松坂商人とは松坂に移り住んだ近江商人の事です。近江日野出身の蒲生氏郷に従ってこの地に移り住んだのです。その後蒲生氏は会津若松へ転封し、それに従って多くの商人が彼の地へ移りましたが、この松坂にとどまった商人の一人が三井家だったのです。
魚町・長谷川家と商家の街並み
本町・小津家「松坂商人の館」
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松坂周辺の酒蔵
清酒
「白米城」
中山酒造
三重県松阪市小阿坂町2532
0598-58-2308
清酒
「高砂鶴」
中川酒造場
三重県松阪市魚見町302
0598-59-0022
清酒
「初詣」
南勢酒造
三重県松阪市南町205
0598-51-3849
清酒
「勲泉」
清水酒造場.
三重県松阪市庄町388
0598-29-2055
清酒
「招福」
清酔
三重県松坂市豊原町1227
0598-28-3770
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