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  島ヶ原
しまがはら
 大和伊賀国境の要衝として賑わった伊賀街道の宿場町
 三重県阿山郡島ヶ原村 【三重県伊賀市島ヶ原】2004年合併

 構成:町家・古民家・土蔵 ■ 駐車場:なし
 
 
伊賀上野の西約7km、奈良県と接し木津川沿に形成された小さな町・島ヶ原は、近世初期から栄えた伊賀街道の宿場町で、今も僅かながら往時を偲ばせる面影が残されています。
現在の国道163号線にほぼ重なる旧伊賀街道は中世以前には古代東海道でもあったと言われています。今の様子からはとても想像ができませんが、古くから山城(京都)と伊賀を結ぶ陸路水路の要衝でした。
古い町並みはJR関西本線島ヶ原駅の南東、木津川沿いに残り島ヶ原郵便局が目印。
伊賀街道は大和国の小大名の参勤交代路でもあり、本陣が置かれていました。その他に伊勢参宮道としても多くの参詣客がこの道を通り、木津川河港の笠置と上野城下を結ぶ中継地として明治以降も大変賑わっていたと言われます。