一路一会
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堅田
かたた
堅田湖族によってつくられた自治都市
滋賀県大津市本堅田・今堅田
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構成:豪商屋敷・商家・町家
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駐車場:観光P
堅田は近江八景の一つ「堅田落雁」で有名な堅田浮御堂がある水辺の町です。
浮御堂は満月寺といい、成仏できずに堅田をさまよう漁師の霊を鎮魂するために建てられました。
琵琶湖でもっとも大きな力を有して繁栄した漁村である堅田の始まりは平安時代に遡ります。この地が京都賀茂御祖社(下鴨社)に鮮魚を進上する御厨(みくりや)に指定されると、朝廷から琵琶湖の漁業権と自由通行権を保証されました。
堅田を支配していたのは、下鴨社の供祭人である殿原衆で、特権を活用して経済力も強めていき「堅田衆」とも呼ばれました。町の周囲には石垣による堀割が行われ、寺内町の様相を呈していき、「堅田千軒」と呼ばれる近江最大の自治都市を築きあげていきます。
戦国期以降も堅田は織田信長や豊臣秀吉にすり寄って特権的地位を守り続けますが、
やがて家康の時代になると、幕府は堅田の諸特権を弱める政策を行い、大津が堅田に取って代わると、やがて堅田の斜陽が始まります。
その後、堅田には大老堀田正俊の子堀田正高が1万石で入封し陣屋町となりました。
迷路のように入り組む堅田の町には。重厚な浦屋敷が多く見られます。堅田全盛の時代から続く旧家なのか、どの家も手入れが良く行き届いています。
堅田浮御堂の入口へは、大型観光バスが乗り入れますが、堅田の魅力は古き良き時代の遺構を残す町並み探しにあります。堅田の豪族三家の一つ、居初(いそめ)家の書院である天然図画亭はぜひ訪れたい。
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堅田の酒蔵
清酒
「
浪乃音
」
浪乃音酒造
滋賀県大津市本堅田1-7-16
0775-73-0002
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