旧大宮町は丹後半島の付け根に位置した町で、口大野が町の中心部であり玄関口。峰山街道沿いには古い家並みや商店街が連なります。その峰山街道沿いから野田川町方面へと通じる道・主要地方道野田川大宮線沿いに伝統的な大型の民家が連なり街村を形成している集落があります。旧・大宮町も丹後ちりめん生産が盛んな町で、町人口の過半数が織物業に従事しています。奥大野は町の中心部である口大野に対する地名で、それほど奥まった場所にあるわけではありません。主要地方道がバイパスとして整備されていますが、奥大野の町並みは旧道沿いにあります。しかし、口大野と直接繋がる旧道筋はショートカット道として、依然その交通量に変化は見られない感じです。かつて玄関に2本の梅の木があり、門を形成していた事にちなむ酒銘「梅門若竹」を醸す大同酒造は安政5年(1858)の創業。
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