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  立川町
たちかわちょう
 鳥取城下の玄関口に連なる商家町
 鳥取県鳥取市立川町

 構成:商家・屋敷土蔵 ■ 駐車場:なし
 
 
鳥取駅の東側に立川町という町があります。背後に山がせまった鳥取城下東端の町であり、玄関口の一つでもあったこの町には鳥取を代表する銘酒「いなば鶴・福寿階」
の中川酒造があります。中川酒造は文政11年(1828)創業の鳥取県下有数の古い歴史を持つ蔵ですが、酒蔵は近代的な工場で直売は行っていませんでした。
しかし、そのすぐ側には土蔵造りの重厚な屋敷や商家が連なる町並みがありました。
立川町は法美郡(邑美郡)と鳥取城下を結ぶ往還筋に発達した商家町で、鳥取城下四八町の一つに数えられ、町人町であると共に武家屋敷も混在していたといいます。
天神川に架かる立川大橋を渡ると鳥取城下で、町端とも呼ばれていました。

戦災で城下町を偲ばせる伝統的な町並みがほとんど失われた鳥取市街において、数少ない往時の佇まいを残す一画がここにあります。

 
 
立川町の酒蔵          
清酒 福寿海 中川酒造 鳥取市立川町2-305 0857-24-9330