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  四郎ヶ原
しろうがはら
 赤間関街道・中道筋の小さな宿場町
 山口県美祢市大嶺町西分字四郎ヶ原

 構成:町家 ■ 駐車場:なし
 

萩城下を出て萩往還を下り明木宿から分かれ、秋芳洞で有名な秋吉宿、大嶺河原宿から四郎ヶ原宿を通って吉田宿で山陽道へ合流し、長府城下を経て赤間関(下関)に通じる赤間関街道の中道筋。
この中道筋は赤間関街道三筋のなかで、萩と赤間関を最短で結びかつ難所が少なかった為に、多くの商人や公用の武士が使用しました。
また、萩の本藩と支藩の長府藩を結ぶ情報伝達の要道として、特に重点的な整備が行われました。
四郎ヶ原宿は、幕末の志士や吉田松陰が宿泊した宿場町として知られています。
主要地方道からそれた旧道沿いには、漆喰で塗り込められえた厨子二階の町家が数棟残り、かろうじて宿場町の遺構をとどめています。
吉田松陰が宿泊した旅籠跡には説明の石碑が立っていました。