阿波村は美作地方では東粟倉村に次ぐ小さな村。大高下と書いて(おおこうげ)と読みます。さらに大高下がある阿波村は(あわ)でなく(あば)と読む。
中国山地連山に抱かれ、阿波川の清流に沿って開ける小さな山里。
近世まで山間の寒冷地であるため農産物は良く育たず、かわりにたたら製鉄や生地生産で生計を立てていた村。しかし現在は品種改良のおかげか綺麗な水田が広がっています。
阿波村の住所には大字も小字も無く、大高下は通称古名なのかバス停くらいにしかその表記は見られません。
岡山県ふるさと村の指定を受けたわりには。案内標識は1カ所それもこぢんまりとした看板一枚。といっても村内の主な道は2本しかありませんが・・・。それでも迷ってしまいました。他のふるさと村と違い観光整備が行われている訳でもありません。もちろんそんな事を望んでおらず、のどかな茅葺きの農村風景を見る。
それだけなのですが・・・。そんな集落です。 |