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  高見島
たかみしま
 江戸時代の街並みが残る塩飽諸島の小さな島
 香川県仲多度郡多度津町高見島[高見島](浦・浜)

構成:古民家・土蔵 駐車場:多度津港P
 
 

多度津港から船で約25分。島全体がほとんど山の小さな高見島があります。
この島には平地がほとんど無いため、港に隣接する2集落、浜集落と浦集落が島の中心です。島の裏側にはもうひとつ小さな板持集落があります。
浜集落は島唯一の平地にあり、浦集落は山の斜面に段々に石垣を築きいずれも密集して建てられていました。水田はもとより耕作地はほとんどありません。江戸時代から漁業や出稼ぎ、船大工で生計を立てていたそうです。

高見島は江戸時代には幕府領でしたが塩飽諸島独特の「人名」による自治が行われていました。
小さな島ですが浜地区の高見八幡宮、浦地区の大聖寺など他にも寺社が多く、集落とともに密集しているため散策に時間はかかりません。映画のロケでも使われた島ですが人口減少と高齢化が激しく、島の行く末が心配されます。

(2006.8)

浦地区の石垣集落
 
 
 
浜集落