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高知市の東に位置する赤岡町は、古くは漁業と農業が中心の集落でしたが、関ヶ原の戦い後に土佐一国を与えられた山内氏が入封すると、高知城下の物資の集積地として整備され、土佐浜街道沿いの在郷町として発展していきます。港には廻船問屋や商家が立ち並び、製塩業や酒造業、紺屋などが主な産業でした。
赤岡町のランドマークは赤レンガの小松邸跡で、ここは伊能忠敬が北緯33度33分と定めた場所でありそれを示す標識が立っています。この道筋に古い商家などが並んでいます。
毎年7月、赤岡では町をあげて「絵金祭り」が開かれます。江戸時代の人気絵師・絵金は贋作事件に巻き込まれ江戸を追放。流浪の末この赤岡に辿り着きここで障害を終えます。絵金はこの地で多くの屏風絵を残しました。
祭りでは、赤岡の残る絵金の屏風画を通りにならべ、涼みながら見るというもの。
赤岡といえば高木酒造を訪ねることも目的の一つでありました。酒蔵は町筋の中には無く、町はずれの国道沿いにありましたが訪れた日は残念ながらお休みでした。
(2005.1)
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