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安心院は(あじむ)と読み、宇佐市と別府市の間に位置する、山に囲まれた盆地の町。古くから宇佐の穀倉で、古代の院倉(荘園)が安心院の由来とされています。
鎌倉末期に安心院氏によって竜王城と城下町が現在の町の中心部のすぐ南側、竜王山に造られ、中津藩領時代にはこの地を領した細川氏家臣の居城となりますが一国一城制で取り壊されます。古い記録では宇佐郡内で唯一の町人町があったとされていますが、現在竜王周辺及び町の中心部にも往時の面影はまるでありません。安心院の名を有名にしているのは県下有数の「鏝絵」の里です。
鏝絵とは、家や土蔵の壁などに描かれたレリーフで、漆喰の壁面に、鏝を使って浮き彫りを施し、彩色したものです 。鏝絵が施された民家は昭和以降のものですが、建て替えなどで年々数が減っていっているそうです。
集落内には観光マップや案内標識が随所にあり、各民家の鏝絵の説明文も設置してあります。
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