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   BD-1
 
折り畳み自転車・R&M BD-1・導入計画

(携帯)自転車と車の組み合わせによる機動性の向上。また最近よく聞く言葉、[パーク&ライド]。・・・と言うよりも、
それは車での旅行先において、特に切望されたものあった。そして、計画の起案から数年を経て 、かねてより念願の折り畳み自転車をついに購入(してしまった)、しかも人生で最も高価な自転車。その名はBD-1。

 BD-1導入。話は長くなるのだが、当初小口径ホイール車の走行性性能に疑問を抱いていた私は、26インチMTBタイプやロードレーサータイプの折り畳みモデルを検討していた。当然値段も廉価なもの。(とは言っても3万〜4万)しかし、そのサイズと重さは、折り畳み自転車としての手軽さ、機動性、輪行性から判断しかえって実用性が乏しく、そのうちお蔵入りになる事が確実に予想され、振り出しにもどる。

 BD-1は、以前がらその存在は知っていた。というのも、職場の同僚が購入していたのだ。当初はいくらドイツのデザイン自転車とはいえ、10万オーバーの自転車を冷めた目で見ていた。もちろん、自転車の事はよく知らないといっても、プロ仕様の自転車は50万〜100万はすることは知っていたし、その下のセミアマ・クラスの自転車でも20万以上ぐらいはする事も知っていた。しかし、一般的な「家庭用」自転車ではせいぜい5万もすれば高級車と思っていたし、なによりあのサイズでその価格は、説明のいく物ではなかった。

 結局半年あまり、廉価な折り畳み自転車を物色する無駄な日々が続く。5万円オーバーの自転車への抵抗。自分にとって自転車という物がそれほど重要な存在でも、また「趣味的」な物でもなかった。それは、自転車に関する知識に乏しかった事も起因していた。
しかし、本や雑誌を買い、調べれば調べるほど、聞けば聞くほど、なるほど実用性、商品性の知識が元来のメカ好きのツボを刺激、一気に趣味性が開花する。次第に要求スペックが増え、予算の妥協点が上昇し始める。

 ある日、偶然立ち寄った都内の自転車店で2001年モデルの真紅のBD-1と出会う。
一目惚れである。物欲モードが一気に起動。もうだれも止める事はできない。ふふ。

 関係雑誌、書籍を立ち読みあさり、ショップ巡りも日増しに増えていく。 同時にプジョーブランドの「パシフィック18」の存在も知り、候補に上がった。マットブラックの車体色とBD-1の鮮やかなレッドに悩む。両者にはコンポーネントに始まり、若干の仕様に違いがあった。コストパフォーマンス、 後々に行うパーツ交換分のコスト比較に、夜も眠れぬ日が続いた。走行性能やコンポーネントの違い、カラーリングからBD-3の検討も発生したが 、さすがにしょっぱな、17万の買い物はきつい。結果BD-1に決定した。

 契約後もショップ巡りは終わらない。本体の納車よりも先に、ブレーキコンポーネントを中心とした主要部品が買いそろえられ、やっと納車されたその日のうちにBD-1は自宅で丸裸にされた。
 その後、土を踏むまでに半月が経過する。 久々に、手を油まみれにして、機械いじりに夢中になる
日々が続いた。それは、まさに煩悩の日々の始まりである・・・・。
(2001年3月納車)