基本コンポーネントはシマノのコンフォートグレードの「Cシリーズ」と、同じくレクリエーショナルMTBカテゴリーのトップグレード「ALVIO」。
初めて買った、本格的バイクだったのだが、想像以上に今までの自転車と次元が違うのに、驚いた。
BD-1では、ずっと上のグレードのコンポーネントを組み込んでいたものの、やはり所詮は小径車。
本来の性能や乗り味は出し切っていなかったようだ。
特にラピッドファイヤーの操作感には感動し、BD-1のシフターも交換するきっかけになった。
乗っていて特に不満は無く、日常用の自転車として買ったのであまり金を掛けてカスタムする気もなかった。それだけ、基本性能に満足していたといえる。
交換したのは、もともと付いていたママチャリ系のペダルを、いままで使用していた三ヶ島カーボンペダルを移植したくらいで、後はセンタースタンドとライト、サイクルコンピューター、サドルバッグにリアフラッシャーと機能パーツのみ。ペダルは後にシマノのSPDペダルになる。
ビジュアル的な不満は唯一、クランクである。英国唐草模様のような大きなチェーンガード。裾の巻き込み防止には良いのだが、デザインはひどい。さらに大きくペダル側に張り出し、右側にオフセットしている錯覚を受ける。
次に、ブレーキの制動力に不満が出てきた。まるで効かないのである。ブレーキをDeore以上のグレードにするには、ブレーキレバーも換えなくては性能を発揮できないが、シフター一体型であるためシフターの交換も余儀なくされる。しかし、CrossRiderは8速。カセットスプロケとチェーンを含め結局、全てのコンポーネントを交換する必要が出てきた。どうせなら、BD-1のLXかそれ以上と。言うことになると費用が4万〜7万と巨額になり、財政的に先延ばしされた。
ようやく、予算の目途が付き計画が始動したが、同時にコンポーネントに大きな動きがあった。
シマノの「Deore LX」が2005年モデルへフルモデルチェンジしたのだ。すでにXTR/XTで採用されていた、独自規格クランク&BB一体型とデュアルコントロールレバー化である。
デザイン的にボリュームのあるXTに対して、シャープな直線デザインの新LXに引かれた。
価格差も2万円ほどあり、非常にお買い得感があったが、発売時期が延期に延期が重なり、いつ手にはいるのか分からない状況とVブレーキからパラレル機構が省略されてしまったことが、XTを購入するきっかけとなった。
まあ、それだけでなく、どうせならこの機会に上級グレードを体感してみようと思ったことも一因である。LXとXTの2万円の差はどこにあるのか?と。
問題は、新型機構のデュアルコントロールレバー。冒頭にも書いたがラピッドファイヤーに感動し、正直これを越えるシステムが出てくるのか?とすら思った。ちなみに、ロードではすでに常識となっているこのシステムには感動の涙を味わっていたものの、
MTBのレバーでのイメージが今ひとつしっくり来ない。ネットでオーナーのインプレを探したものの、賛否両論が激しく良く分からない。
中には2003年モデルのラピッドファイヤーへ走る動きもあるようだった。
悩みに悩んだが、来年以降はこのシステムが主流になるだろうと思い、また金額的にも変わらないので、ダメもとで体験してみようと、オール2005年XT一式を購入した。(一部
ULTEGRA)
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