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  緒方
おがた
 「緒方五千石」と呼ばれた国定公園内の水路の里
 大分県大野郡緒方町原尻・下自在 【大分県豊後大野市緒方町下自在】2005年合併

 構成:酒蔵・民家・緒方井路 ■ 駐車場:酒蔵P
 
 
竹田市の隣りにある緒方町は町のほぼ全域が祖母傾国定公園内にある農村地帯で、九州のナイアガラの名で知られる原尻の滝の町として有名です。
古くは宇佐八幡宮の荘園であった大野郡は、その後北九州に勢力もった豊後の覇者・緒方氏の拠点となります。
江戸時代には岡藩(竹田)の重要な穀倉であり「緒方五千石」と呼ばれていました。
緒方平野には緒方川から引かれた水路の「緒方井路」が張り巡らされ、水田を潤しています。緒方井路は江戸時代初期に開削され、「上井路」と「下井路」を主として「広瀬井路・長淵井路・小原井路」などがあります。
まとまった街並みはありませんが、井路にそって散策していると時折、古民家や屋敷を見つけることができます。この井路に沿って並ぶ2軒の酒蔵があります。「鷹来屋」の浜嶋酒造と「丹誠」の丹誠酒類です。いずれも県外・首都圏にもファンを持つ勢力的な酒蔵でありながら、この山間の小さな町に隣り合って並ぶ姿を見るに、やはりここが古くからの穀倉地帯「緒方五千石」であった事を偲ぶ事ができます。

浜嶋酒造と緒方井路
丹誠酒類と緒方井路
 
九州のナイアガラ?と呼ばれる原尻の滝・道の駅が隣接する
 
緒方の酒蔵          
清酒 「丹誠」 丹誠酒類 大分県大野郡緒方町下自在519-1 0974-42-2125
清酒 「鷹来屋」 浜嶋酒造 大分県大野郡緒方町下自在381 0974-42-2216