都治は江津市の中心部から大田方面へ約8km。浅利町から国道9号線を南東へ反れた旧国道(県道浅利大田線)と県道黒松下河戸線が交差する交通の要衝に位置する街村です。現在は都治川中流の都治盆地に古い街村を中心とした農業地帯ですが、古くは津道、杵道とも書かれ「延喜式」には樟道(くすじ)駅の記述が見られる事から古代山陰道の宿駅であったと推測され、その場所は現在の都治本郷あたりではないかと推定されていますが定かではありません。古代から近世までの山陰道は現在の国道9号線の通る海岸線ではなく、浅利から東はこの都治を経由して大田市の大家や祖式などを経由する内陸部を辿っていました。
丁字に交わる旧道沿いに農村集落と商店街が形成されてます
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