一通りサイトを拝見させていただきました。
どれも一度は行ってみたい所ばかりですが有名な高山や角館、祇園と比べてほとんどの場所がガイドブックにも載ってないような場所が多いように思えます。 きちんと整備すれば素晴らしい観光地になると思うのですがPR不足でしょうか? 素晴らしい歴史的遺産の隣にプレハブ小屋みたいな建物や電柱電線の乱立でせっかくの景観を台無しにしている所が多いのは残念です。 密度が3や4になっている所が訪れる価値のある場所でしょうか? 訪れるべき場所とそれほど建物が残されてない場所をもっと分かりやすく書いていただけると嬉しいです。長文失礼
うな重さん
ようこそ当HPへお越しいただき、ありがとうございます。 全ページを拝見されたという事で、本当にお疲れ様でした。 町並みの「指数」評価は難しいもので、初めの頃は、倉敷や妻籠など大規模な町並み歩きからはじめたので、多くの町村の集落をスルーし続けていた時期もありましたが、日を追うごとに、年を追うごとに、見る目が養われ?評価基準も変わりつつあるので、10年前、5年前、そして近年の評価にバラツキが生じています。 1000ページ以上のページを総見直しを行うのも大変なので、すこしづつページのリニューアルと並行して評価基準も修正していこうと思います。 指数で言うと数字が大きくなるほど、「見応え度」があると言うことです。しかし必ずしも連続している訳でなかったりしますので、それらを「密度」や「規模」で補則しています。 あくまで、個人的な主観によるものが大きいので、うな重さんが訪れた場合に、必ずしもご期待にそえるものでは無いケースもあるかと思います。 今後、ある特定の地域を旅される事がありましたら、多少なりともお役にたてればと思いますので、その時はご連絡ください。
お返事ありがとうございます。
とりあえず重要伝統的建造物群保存地区(多分、一番ハズレが少ない?)に選定された町並みや密度が高いものや町並みが続くものを順番に見て回ろうと思います。 しかし私が調べたところ、その選定された町並みさえも10haやそこらのものが多いのは小さすぎて少しがっかりという気持ちもします。 日本でそういう古い町並みが少ないのは高度経済成長期に土地開発や道路拡張のために壊されたからだといいます。あんな価値があるものを壊すなんて一体どういう連中でしょう? 九州地方と四国地方で規模が大きい古い町並みが残っている太泉さんお勧めの場所は何処ですか?教えていただけると嬉しいです。 追伸 最近私が読んだことがある本で良かったのは講談社の「日本の家」シリーズです。 合計四冊が出ています。URLも追記して置きます。よかったら読んでください。
間違ってホームページの欄にアマゾンの日本の家シリーズのURLを貼ってしまいました。
ごめんなさい。 その本の詳細が知りたければそちらを見てくださいね。
四国と九州ですか。このあたりは今の産業構造を見てもそうですが、古い町並みが形成された江戸時代に置いては、中小の外様小藩か、徳川系列の支藩のまた支藩というような傍系の藩が多いので、それほど大きく発展している城下町は少ないのです。
しかも、これまた今の交通体系と同じで、人や物資の行き来も東海道のそれと比べると格段に少ない。ゆえに宿場町も発展していません。地場産業も小さいので在郷町・商家町としても大きな発展は望めません。 それでも、幕末から明治に掛けて一部では産業が盛り上がり、一方で歴史の教科書にもあるような明治期の旧武士階級による内戦で主要な町は消失し、その後は太平洋戦争で主要都市も焼け野原になっています。 辛うじて残った町は、そのまま時計の針が止まったかのように時代から取り残され、独自の時間軸の中でゆっくりと衰退しながら今に続いています。 上記の流れは全国に当てはまります。 さて、「重要伝統的建造物群保存地区」ですが昨今はその評価基準が拡大解釈されて、全国「重要伝統的建造物群保存地区」ラッシュで、「世界遺産」なみに登録数が急増中です。 選考委員がそれなりの評価基準で認定しているので、「何か」に高い価値基準が置かれていると思いますが、それが必ずしも、うな重さんの思い描くものと一致するものとは限らなくなってきています。 あと、古い町家・古民家が価値あるものと認めるのは、基本的にその居住環境に無いいわば部外者の価値基準だと思います。はっきりいって町家や古民家に今のライフスタイルで「趣味」以外の目的で生活するのは大変な事です。しかも維持費のコストはばかになりません。 プラモデルのような組み立て住宅の方が、夏も冬も快適で費用も安く済みます。「日本の家」シリーズは存じていますし、読んだ事もあり、そして今も貴重な資料の一つです。 「古い町並みは日本の文化」といっても、アメリカ的な価値観の押しつけは当事者の反発を招きますし、なによりも維持する目的が定まっていないと先には進めません。 経済的な理由による「観光地化」は、ほぼ失敗するでしょう。失敗した上に押し寄せる心ない観光客に町は荒らされ、コミュニティーも破壊されかねません。 まあ、つまらない話しをして申し訳ありません。10年以上全国の古い町並みを歩いて来ての個人的な感想です。さらっと聞き流してください。 さて、上記の理由も少しあって、九州・四国の町並みはちょっと難しいですね。ほとんどは「山と渓谷社の・小さな町小さな旅」シリーズに掲載されています。 あとはマニアックな感性によるちょっと特殊な感動と喜びに浸る程度のものしかございません。 これも、なんの資料も無く、歴史的文献や地勢学的な見地と「勘」で、町並みを「発掘」したゆえの感動であったかも知れません。あらためて人に紹介するとなると、そこへ行くまでの時間とコストを考えてしまうと、少し躊躇してしまいます。 うな重さんは、どのような町並みをどのような基準で評価され、またどのような町並みを探していらっしゃいますか? 答えにならず、また逆に質問をして申し訳ありません。
お久しぶりです。やっぱり九州と四国は難しいですか。
維持費が馬鹿にならないほど高いということは知っています。 だからこそ国や県などが積極的に財政面などで支援すべきだとは思うのですが(あ、でも今、国も地方も借金まみれなんですよね…) 町並みの評価の基準ですか、私はまだ高山や金沢、京都の祇園に奈良の今井町に奈良町、岡山の倉敷、奈良井に妻籠ぐらいしか行ったことがないのでまだそんな高尚な価値観や明確な評価の基準というものは持っていません。勉強不足ですね 今のところはただ、ある程度規模が大きく町並みを形成している所へ行きたいのです。 最近あちこち旅行してみて気づいたことは京都には意外に古い町並みが少ないということです。人口100万人の都市ですし経済発展と古い町並みの維持が難しいのは分かっていますが。 質問してばかりですが、上で上げた以外の町で全国で八雲さんの独断と偏見で選んだ古い町並みTOP5を教えてくれませんか?お願いします
ベスト5ですか・・・う〜ん。
とりあえず、最初にいただいた質問で九州と四国を上げると <九州> 福岡県・・・木屋瀬、吉井、八女、秋月 大分県・・・日田、臼杵、杵築、竹田 佐賀県・・・鹿島市(及びその周辺)、塩田 熊本県・・・山鹿 <四国> 香川県・・・引田、志度、琴平、宇多津、多度津 徳島県・・・池田、脇町、貞光、 愛媛県・・・内子、大洲、卯之町 高知県・・・吉良川 ですかね。各地は距離が離れているので、周辺の小さな町をからめて訪問された方が良いかと思います。改めてピックアップしてみると、四国の各町はぜひオススメしたいですね。 以下、規模があってオススメ。ぜひ足を運んでもらいたい場所です。 多分、うな重さんも気に入られると思います。 <東海> 愛知県・・・有松、足助、津島、半田、そして名古屋の中心部・那古野 岐阜県・・・郡上八幡、美濃、岐阜(玉井町・山麓地区) 三重県・・・関宿、阿漕、松阪・大黒田町、伊勢市宇治、河崎 <近畿> 滋賀県・・・木之本、長浜、五個荘、近江八幡、土山、在原(かやぶきの里) 大阪府・・・富田林、岸和田 和歌山県・・黒江、湯浅 京都府・・・(丹後)伊根、加悦(丹波)美山、久多(市内)鷹峯、鞍馬、上賀茂、伏見 奈良県・・・法隆寺・龍田界隈、大宇陀、御所、五條、高取 <中国> 兵庫県・・・篠山、出石、平福、坂越、龍野 岡山県・・・八塔寺、足守、下津井、矢掛、吹屋、高梁、津山 広島県・・・御手洗、西条、竹原、鞆の浦、上下 山口県・・・萩、岩国、柳井 鳥取県・・・米子、倉吉 島根県・・・津和野、大森銀山、温泉津、出雲大社門前 とりあえず、こんなところですが、いずれも見応えはがありますし、同行者の方も飽きないかと思います。ただ、各町距離が離れていますので、やはり周辺の小さな町をからめて、廻られた方が良いかと思います。 とりあえず、西日本です。
四国と九州の街並みは難しいと聞いてましたがこうして見てみると結構あるんですね。
江戸時代はやはりそれほど豊かな時代ではなかったので明治や大正時代に豊かな市民が競って豪華な家を建てたと聞きますがそれが戦争で失われたのは悲しい事です。 やっぱり古い町並みが多いのは近畿地方ですね。 その辺から回ってみようと思います。 京都府亀岡市は古い町並みが残っているそうですが八雲さんのご感想はどうですか? 愛知県にこんな古い街並みが残っているとは意外ですね、知りませんでした。 行ってみたいと思います。
お、奈良県の執筆中の街並みは楽しみです。
奈良県の妻籠にAAAとありますがこれはどういう意味ですか?
> 奈良県の妻籠にAAAとありますがこれはどういう意味ですか?
妻籠は奈良県でなく、長野県の間違いだと思いますが... AAAは新たな町並み評価方式として、企業の格付け方式を参考にAAA・AA・A・B・Cのような方式を導入しようとした中でその後の更新につながっていない表示でした。 混乱を与えてしまい、申し訳ありませんでした。 ただ、町並み度としては最上位に位置するランクだと思っていただいて問題ありません。
京都府亀岡市はある程度密集して古い城下町の遺構が残されていますが、相次ぐ酒蔵の廃業。古民家、町家の取り壊しと建て替えなぞ、町並みの消失が急ピッチで進んでいます。
連続性はありませんが、訪れるのであれば早い時期に越した事はありませんね。
亀岡市はあまり町並み保存が熱心に行われていないようです。
なるべく早く見に行きたいと思います。 奈良県の新着案内見ました! 奈良県はもうすっかり出尽くしてしまったものだと思ってましたがまだまだあるんですね… もしかしたら古い町並みが一番多い都道府県ですかね? 関東地方と東北地方の古い町並みは角館と川越ぐらいしか 私は知らないんですが太泉さんお勧めの場所とかありますか? お暇でしたらお勧めを教えてほしいんですが
最近は古い町並みだけではなく豪農や豪商などの邸宅、武家屋敷などにも興味が出てきました。
私がお勧めなのは北方文化博物館と新潟市の旧笹川家住宅です。 ぜひとも太泉さんにも訪れてほしい場所です。 http://hoppou-bunka.com/top.html http://www.city.niigata.jp/info/minami/facility/sasagawake2.htm 太泉さんがご存知でお勧めの公開されている(されてなくても構いません)古いお屋敷みたいなのはありますか?
返信が遅れて申し訳ありません。
新潟県は豪農屋敷が多いですね。上に紹介された2箇所も「越後 豪農めぐり」新潟日報事業社 に紹介されていますね。落ちついたら新潟の豪農巡りもしたいと思います。 奈良はまだまだありますね。少し落ちついたら徐々に公開していきます。 関東と東北ですと主な大きな町並みは「山と渓谷社 小さな旅小さな町シリーズ」の東北・関東に掲載されている場所がハズレは少ないですね。 |
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