一路一会>鉄道の旅・鉄路一会>四国フリーキップで廻る・四国ぐるり鉄道の旅(1) | |||||||||
四国フリーキップで廻る 四国ぐるり鉄道の旅 |
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昨晩別府港を出港したフェリーは深夜2時すぎに八幡浜港に到着したようだが、2等客室で朝の5時30まで眠っていた。 |
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八幡浜駅は2面3線のホームの他、たくさんの留置線を持つ広い駅だった。ホームに入ってきた、5:42発松山行き普通列車(912D)はキハ47系100番台の4両編成で当駅始発である。普通列車の4両編成は、久々に見るので長く感じる。 伊予郡と喜多群の境界に立つ喜多灘駅を過ぎ双海町に入る。串駅のあたりでようやく空に青味がでてきた。そしていよいよ、夢にまで見た「下灘駅」に到着。時刻は6:47。 |
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国鉄時代には予讃本線と呼ばれていたJR予讃線は、伊予と讃岐の一文字を取って付けられた名前のとおり、香川県高松市と愛媛県宇和島市間297.6kmを結んで、四国の北西部をカバーする長大な幹線である。ようやく高松ー伊予市間が電化されているものの、大半はまだディーゼル列車が走り、特に松山以南は地方交通線なみの低規格だ。 ちなみに、慢性赤字のJR四国では路線の電化や高速化などがなかなか進まない一方で、高速道路の建設はどんどん進み四国内の道路ネットワークが完成しつつある。それへの対抗としてJR四国では新型の特急用高速気動車の開発が急がれた。そして生まれたのが世界初の「制御式振り子式」を導入したJR四国2000系車両であった。 車窓からは瀬戸内海の島々、防予海峡の先に山口県が見渡せる。高野川駅を過ぎるとやがて枕木の間に雑草が生えたローカル規格の線路の先にコンクリートの高架線が現れてくる。高架は内子線で、合流して向井原駅に到着。 |
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