一路一会>鉄道の旅・鉄路一会>青春18キップで廻る・九州鉄道の旅(3) | ||||||||||||
青春18キップパスで廻る 九州ぐるり鉄道の旅 |
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豊肥本線は同じく九州横断線である久大本線同様に「本線」を名乗っているが、立派な地方交通線である。が、当初から全線、国によって建設された点で言えば、こちらが上のようだが、「軽便鉄道法」によって低規格で建設が開始された点でその存在意義の低さが伺える路線だ。建設は熊本と大分それぞれから始められたものの、1本に繋がるのには時間が掛かり、ここに県を越えての移動はあまり念頭には無かった感がある。それは現在の運行形態からもうかがい知ることができる。 |
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宮地駅から16:55発の(2425D)はキハ220系。先ほど乗ってきたキハ200系の両運転台の1両ワンマン車だ。日本車輌製で顔つきが少し違う。前面・側面の行先表示器はバス用のLED式を流用している。車内は白を基調として木の素材を多用した明るく、マンションのキッチン周りを思わせる内容だ。 宮地駅を出発した列車は「ひ」の字で勾配を稼ぎ、エンジンを唸らせながら山を越え、いくつものトンネルを抜けて波野駅に到着した。同駅はプラットホームだけの駅だが意外に乗降客がいた。次の滝水もまた同様に乗降客があった。滝水駅の方が波野村の玄関口らしい。 |
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豊後竹田駅から先の列車(4459D)は17:52発の大分行きで、車両は再びキハ200系で今度は新潟トランシス製だった。朝地駅の次の緒方駅で列車交換。この駅は駅員のいる大きな駅だ。緒方町は緒方井路とよばれる水路の里で、数軒の酒蔵もある。 ここから日豊本線は411系4両編成小倉行きに乗って別府へ。そして最終フェリーで別府港から四国に渡る。最終フェリーは深夜の2時ごろに八幡浜港へ着くが、5時まで仮眠できる。1泊浮く算段。 |
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